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2012/03/25up
■BS10-BH
10cmフルレンジ前面開口バックロードホーン型ブックシェルフタイプ

使用ユニット:フォステクス FE103
新品のFE103は入手できないと思われます。Fostex FF105WK、FE103Enあたりが合いそうな感じですが、各社10cmクラス・フルレンジ使用可

材料:15mm厚ラワン合板(910×1820)1枚/1台分
    SPターミナル、電線、ボンド、クギ等

本体サイズ:310×540×350mm(W,H,D)

■設計図   ■板取り図

故・長岡鉄男氏が1986年に発表された初代スワンの音道構成に刺激を受けて作ったブックシェルフタイプのBHです。
「FMファン」、「stereo」誌どちらかに掲載されたんですが、それに気付かず後から取り寄せてもらったのを覚えています。私の当時の愛読書は「FMレコパル」と「無線と実験」でした、特にレコパルは放送内容をエアチェックしたテープに貼り付けたりして愛用してましたよ(笑)

残念ながら現在当機は手元にありません。写真も周波数特性も残っていません。
音質的には良くも無く、悪くも無くといった感じで、ある意味オールマイティーと言えるかもしれません。見た目以外はお気に入りでした。
設計図を見れば分かりますが、、、
内部構造は、スワンのボディーを真似て設計してあります。
組み立てはスワンの2倍くらい難しいとおもいます。
ところで、、、
残念ながら、私はスワンシリーズの音を聴いたことがありませぬ;;;
音楽の好み、オーディオに求めるものも長岡氏とは違うと感じています。
ですが、長岡氏の設計思想、物事の捉え方等、大いに感銘する部分もあって、いろいろな意味で良い影響を受けました。
単行本を3冊買って、私なりに分析、研究させてもらったりもしました。細かい部分もあり、大雑把な部分もある絶妙な設計法には驚くばかりでした。
「木を見て森を見ず」「森を見て木を見ず」的なことを言っておられましたが、まさに長岡氏の設計思想そのものだと思います。あらためてご冥福をお祈りいたします。
自作前面開口バックロードホーン、10cmフルレンジ用
↑写真が無いので、適当に作ってみました(爆)

尚、当機は製作から半年後の1986年末、スワンの情報を提供してくれた後輩I君に貰われていきました。
現在はどうなっているか、、、謎であります。
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