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2012/09/21
model:Mtx-Q
スピーカーマトリクス用9chシステム
(AVアンプ使用の9chも可)

全く同じスピーカーユニットを使って9ch分のシステムを構築します。
同一ユニットを使うことで、音の動きが滑らかで、自然な定位、音場が得られます。

【設計のポイント】
TV-8337ではフロント3ch分を1台のバックロードホーン(空気室、ホーンが3台共用)で使いましたが、共用だと低域が打ち消しあってレベルが落ちてしまいます。
Mtx-Qは3ch一体型でも内部は完全独立型なので低域も期待できます。さらにセンターSPのホーン開口を前面にしたことで迫力も出しやすい設計になっています。
尚、完全独立とすることで本体高さが40%大きくなってますが、許容範囲かと思います。

【使用ユニット】

・第1候補:Tang Band W3-881SI[PPコーン] (\1,280円:2012/09/21調べ)


・第2候補:北日本音響 F01908H0[配線付] (\300円:2012/09/21調べ)



他、各社8cmクラス・フルレンジ(インピーダンス8Ω以上)
※サラウンド用エンクロージャは奥行きが小さいので注意が必要です。

【材料】
・15mmラワン合板(三六)1.5枚(\4,200円:2012/09/21調べ)
・SPターミナル[TK-25(2個入り)コイズミ無線]528×5(\2,640円:2012/09/21調べ)
・内部配線コード2m(\200円)
・ボンド、クギ等(\1,000円)

【本体サイズ】
・フロント3ch一体型:900×140×430mm(1台)
又は、
・フロント3ch独立型:300×140×430mm(3台)
・サラウンド用:140×140×70mm(6台)

【制作費の目標】
TangBandの場合、9台で2万円弱、北日本音響の場合、9台で1万円チョイが目標です。

(交通費、送料等の雑費は除く)
尚、自分でカットできない場合は、別途カット代が必要になります。



■フロント3ch一体型:設計図&板取り図


■フロント3ch独立型:設計図&板取り図

■サラウンド用:設計図&板取り図



【9chスピーカー・マトリクス接続例-1】
※マトリクス接続できないアンプもあるので注意!!!
9chサラウンド配線図-1
「過ぎたるは及ばざるが如し」ってことでサイドとリアの音量は控えめになっています。
尚、上図接続時のトータルインピーダンスは約5.65Ωになります。
各自でアレンジする場合はインピーダンスが下がりすぎないよう御注意ください。


【9chスピーカー・マトリクス接続例-2】
9.1chサラウンド配線図-2
接続例-1よりサイド、リアの音量が大きくなります。
トータルインピーダンスは約5.11Ωなので問題なく使えると思います。

【9chスピーカー・マトリクス接続例-3】
9.1chサラウンド配線図-3
さらにサイド、リアの音量が大きくなります。
トータルインピーダンスが約3.69Ωで、4Ω以下になるので注意が必要です。
アンプに過負荷がかかれば、保護回路が働くはずなので普通に使って問題ないと思いますが、自己責任でお願いします。


【予想再生周波数特性】
TangBand W3-881SI+フロントL、R

TangBand W3-881SI+フロント・センター

北日本音響 F01908H0+フロントL、R

北日本音響 F01908H0+フロント・センター

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