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2012/06/29
2012/11/04追記
2012/12/05追記
【重要】2012/11/07 設計図&板取り図、一部修正
パーツDの寸法が10mm短かかったので、75mm⇒85mmに修正しました。


model:STAG-T10
 (トールボーイ型スタガード・バックロードホーン)

【使用ユニット】Fostex FF105WK、MarkAudio CHR-70v3、PARK Audio DCU-F121A、他10cmフルレンジ
※音楽に刺激を求めるならFF105WK、安らぎを求めるなら70v3がオススメです(笑)

【材料】15mm厚ラワン合板900×1200mm、1枚-1本分
     7mm厚ラワン合板900×450mm、1枚-1本分
     SPターミナル、コード、ボンド、クギ等

【本体サイズ】185×900×235mm


■設計図  ■板取り図


10cm一発で35Hzまでの再生を目指します。
無理にワイドレンジ化するとバランスが悪くなるので、特性をずらせたダブルホーンでフラットでワイドな特性を狙ってます。

【ホーン長】
ショート=約175cm
ロング=約225cm

【内部構造】
複雑な構造だと工作難易度が高くなるので、ホーン部を別々に作ってからドッキングさせます。

【予想再生周波数特性】
上のグラフはショートホーン使用時の特性。
下のグラフはロングホーン使用時の特性。
2つのホーンをスタガーで使うので、2つのグラフを足して2で割ったような特性になる予定です。
特性のアバレも減少してフラット方向になると思われます。

【製作】
ロングホーン部とショートホーン部を別々に作ってから合体させます。
合体後、フロントバッフルを付ければ完成。
といっても、、、難易度は少々高めです。
尚、正確にカットしておかないと最後に合わなくなるので要注意。

今回はエンクロージャ中心部の7mmベニヤが入手できなかったので、代わりに9mmベニヤを使用しました。
この部分は7〜15mmでOKですが、厚みが増えた分、空気室が大きくなるので微調整してください。

ロングホーン部パーツの組み立て

パーツが組みあがったら、仮置きして寸法等を確認します

ショートホーン部も同じように組み立てます。
ショートホーン部もロングホーン部も左右対称に組んでください。

ショートホーン部とロングホーン部を接着します。

ホーン部が乾いてからフロントバッフルを取り付けて完成です。

完成!!!
今回は面倒なので高さ分をカットしてないので910mmになってます。その分、開口部サイズも大きくなります。
完成サイズは、188×910×235mmです。大きいですね〜(笑)

【周波数特性】
ショートホーン部のみ(仮組みして測定)

ロングホーン部のみ(仮組みして測定)

ショート+ロングホーン
結構良い感じの特性です。
クラシックのチェロ、コントラバス等も上手く鳴らしていて、ボーボー感は少ないようです。

※完成品の音を録ってYouTubeへアップしてみました。

http://youtu.be/gwmLsyKqF7o

PC(XG41)

MARANTZ PM5004

KENWOOD DMF-7020(DAC)

STAG-T10

レコーダーはTASCAM DR-07mkII


※2012/11/10追記
MarkAudio CHR-70v3の特性を録ってみました。

24mmのサブバッフルを仮止めしています。

かなりワイドレンジですが、低音のキレはイマイチ。高音はしなやかで綺麗です。
FF105WKとは一長一短といった感じですが、バックロードよりバスレフのほうが良さそうです。

音楽に刺激を求めるならFF105WK。
音楽に安らぎを求めるならCHR-70v3.
といったところかな(笑)

YouTubeで聴き比べ

http://youtu.be/oZ-GwPKTLSg

※2012/12/05追記
TangBand W4-1320SIF(購入価格5,480円/1個)の特性を録ってみました。

細かい仕上げはイマイチですが、ちょっと離れてみれば高級感があります。
コストパフォーマンスはFF105WKと良い勝負。

レンジは広く、低域はキレ、量感とも文句無し。高域は大人しい感じ。
鳴りっぷりならFF105WK、自然さなら1320SIFといったところか!?

※2013/08/28追記
ベースを取り付け、オリンピックステインでコーヒー色に着色、透明ウレタンニスを塗ってみました。
ベース(15mmベニヤ3枚重ね)のサイズはW298×H45×D348mm。
土台がラワン合板でも塗装すればなかなか良い感じになります♪
で、「音は良くなったか?」と聞かれたら『わかりませ〜ん』と答えます(爆)

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