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2011/08/11 |
■省エネ優良児バックロードホーンSPのススメ --- 省エネオーディオはスピーカーで決まる!? --- ■バックロードホーン型のメリット ・スピーカーエンクロージャーには様々な方式があります。 その中でもバックロードホーン型はSPユニット背面から出る音を有効利用して低音を増強させる効率の良いシステムです。 一般的に効率を上げるために振動版を軽くしたり、磁気回路を強化して駆動力を上げたりします。が、中高音に比べて低音の効率は上がりにくかったりします。 そのような高効率ユニットは密閉式、バスレフ式などで使うと低音不足になりがちです。 そのてんバックロード型では、ホーンを利用して低音を効率良く増幅しているので、高効率ユニットを使用してもバランスの良い再生音が得られます。 まさに省エネが求められる現代にピッタリなスピーカーシステムと言えます。(=エネルギー変換効率が高い=省エネ) ・低音域の無駄な振幅を抑えながら(ホーンで空気抵抗が掛かるので空振りが少なくなる)低音を増強できるので過大入力に強い。(=パワーが入る) ・背圧が小さいので反応の良い音が期待できる。小音量でも音が生き生きしている。(=微少入力に強い) ・好きな人は好き。 ■バックロードホーン型のデメリット ・他の方式に比べてユニット正面からの音と背面からの音が干渉しやすく、平坦な周波数特性を得るのが難しい(=周波数特性が暴れやすい)。 ・エンクロジャーの構造が複雑になり、サイズも大きくなる。(=製造コストが高い) ・ホーン長(1〜3mくらいが一般的)の分、低音が遅れて出てくるらしい(=私には認識できない;;;) ・嫌いな人には見向きもされない(笑) ■具体的に、どのくらい省エネなのか? 市販されているスピーカーを例にあげると、 某価格比較サイトのスピーカー売れ筋100位の出力音圧レベルの平均が85dB/W(m)というデータがあります。(2010年7月頃、友人調査、、、笑) 出力音圧レベルとはスピーカーに1Wの信号が入ったときの1mの距離での音圧です。 音の大きさの単位dBは、数値が高いほど音が大きくなります。。 一般的に3dB音量を上げるのに必要なパワーは約2倍、6dBで約4倍、9dBで約8倍、12dBで約16倍となります。 たとえば、私のよく使う8cmユニットは88dB/W(m)、私のメインスピーカー20cmフルレンジは97dB/W(m)です。 出力音圧レベル85dB/W(m)のスピーカーで88dBの音圧を得るのには2倍、97dBの音圧を得るのには16倍のパワーが必要になるということです。 単純計算で88dBのSPは電気代半分、97dBのスピーカーは電気代16分の1で済むことになります。 結果、、、バックロードホーン型スピーカーはとっても省エネです。 まさに省エネ優良児といっても過言ではないと思われます♪ 最後に一句、、、 バックロード ホーンで今日も エコライフ 節電対策 コレで決まりさ(爆) |
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■寿命の長い自作スピーカーは、、、とってもエコなんです♪ ちなみに私の自作メインスピーカー、自作サブスピーカーは、どちらも20年以上使ってます。 SPボックスはもちろんですが、SPユニットもトラブルも無く20年以上頑張ってます。 メーカー製だと製造終了後10年くらいで修理不可になる場合が多い感じです。 その後はパーツの寿命しだいでしょう。補修パーツが入手できれば、もっと長生きできるんでしょうが、、、 メーカーさんも商売第一ですから・・・・(苦笑) その点、フルレンジ使用の自作SPは、、、 基本的に電気部品は使わないので、使えるSPユニットがある限り長生きします。 さらに自作だと愛着もあって、なかなか捨てられないもんですよ。 尚、オーディオ製品は20世紀で成熟してしまったので(私の妄想です、、、笑)、、、 『新しい製品=高性能』とは言えないのが21世紀の現状です。 まさに21世紀はオーバークオリティーの時代と言えるのではないでしょうか。 90%の人は2万円位のミニコンポの音で満足できる、、、と思われます。 そのため使い捨て感がますます強くなったりします。 これからは『古くても良いものを長く使う』というエコな考えも大事かと思います。 メーカー製品に良いもの(=欲しいもの)がないなら、自分で作らなきゃね(爆) |
↑サブスピーカー(2000/05/31撮影) 形式:背面開口バックロードホーン 使用ユニット:フォステクス FE83改 本体材料:15mmラワン合板、ウール生地(毛100%) サイズ:170W×400H×300D |
↑使用ユニット:FOSTEX FE83改(箱はFF85K外箱、、、笑) 改造箇所:キャンセルマグネット追加、マグネット部をラミネート鉛シートでカバー、フレーム部のダンプ処理等 スピーカー外装はダークグレー色の布地(毛100%)を貼って、透明ウレタンニス5回塗りで仕上げてます。 グリルネットもオーディオ用ではなく、洋服用のレース生地を使用しています。写真だと分かりにくいですが、SPユニット部はちょうど花の形になってます。 と、、、色々実験的に作ったSPですが、予想より出来が良かったんで長いこと使うことになりました。布地部分の虫食いもニスで固めてるんで皆無です。 SPスタンドはSP本体と同じ仕上げで、中心縦をブラックウールで仕上げてます(写真の右スタンド) ってことで、、、 近い性能のユニットが入手できる限り、まだまだ使う予定ですよ(笑) |
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