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MS8/HY
バックロードホーン型ブックシェルフタイプ
2001/4/15up
■設計図  ■板取図

◎MS8/HY:組み立て
FE83用ブックシェルフ型バックロードホーン
◇パーツリスト◇
スピーカーユニット / フォステクス FE83(2本)
リング・マグネット(60φ×8t) 2個
ラワン合板(15mm厚三六板) 1枚
スピーカーターミナル(2セット)
内部配線用コード
クギ、ボンド、他いろいろ

◇組み立て◇
組み立てに入る前に、HにSPターミナルを取り付けてコードをハンダ付けしておいてください(後からできるタイプのターミナルなら取り付け用の穴の加工だけでOKです)。
Eにはコードが通るギリギリの大きさの穴を忘れずにあけておくこと。
BのSP取り付け部ですが、FE83だと端子部が干渉するので現物合わせで加工しておいてください。そうしないとユニットの取り付け時、センターがずれて空気漏れしやすいです。ただし、できるだけギリギリの大きさで加工してくださいネ。大きすぎても空気漏れしやすいですから。
では、一応組み立て式をかいときます。
(@+A+B)+{(C+D+E)+(F+G+H)}+(I+J)+K+L
となりますが、自分のやりやすいように組み立ててもらってけっこうです。
特に注意してほしいのはスロート部(AとEではさまれた部分)の寸法で、正確に15ミリになるようにしてください。
最後に側板(K、L)を張りますがこのときEにコードを通しておくのを忘れないように。さらに、その部分には空気漏れしないようにボンド等を塗っておいてくださいネ。
そしてスピーカーユニットを取り付けて完成です!
仕上げは、塗装してもいいし塩ビシートを貼ってもいいしお好きなように。
写真の仕上げは、前面両サイド、上、左右に15mm厚パイン集成材を貼って、ウレタンの半つやクリアーを塗ってます。ネットグリルは定番のジャージィネットを貼って、取り付けには粘着材付きのマジックテープを使ってます。
≪最後にボンドとクギについて≫
ボンドは大目に塗ってはみ出したら濡れ雑巾等で拭いてください。この時よく拭いておかないと、塗装するとき塗料がのりにくくなります。
クギは32ミリ長のステンレス・スクリング釘がオススメです(板厚が15ミリの場合)。

*リングマグネットの取り付け*
取り付け方は磁力が反発する向きに接着するだけです。これは防磁効果もあるのでテレビの近くにおいても問題ないです。

◎MS8/HY:仕様&音質
仕様
型式 / 後面開口型バックロードホーン
使用ユニット / 8cmフルレンジ(FE83改)×1
再生周波数特性 / 上図参照
サイズ(ネットグリル、仕上げ無し) / 170W×400H×285D(mm)

音質
どのジャンルの音楽もそつなくこなす万能型スピーカーです。
とくにヴォーカルはイイですヨ・・・これはスピーカーユニットによる部分も大ですが(^^ゞ
やはりFE83のヴォーカルはトップクラスです。
サイズも手ごろですし、形状的にも使いやすいんで作っておいて損は無いとおもいます。

※2012/02/05追記
Fostex FE83Enでも問題無く使えます。
、、、が、この際なので、、、
■設計の一部変更■
空気室を縮小し、スロート部を伸ばしました。
変更箇所は設計図で確認できます。
ぶっちゃけ部品Aの長さが変わっただけです(笑)
80Hzのディップが改善する予定ですが、作ってみないとわかりませぬ(をぃ)
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